
応募要項が「空白と改行を含む文字数」を求めるなら、テキストエディタで数えるべきなのは、表示用に加工した枚数や行数ではなく、保存された文字列の生の文字数です。ただし「生」の定義は主催者ごとに違うため、最初に空白、改行、英数字、絵文字を含むかを固定します。
締切前に数え方の契約を書く
「一文字」の定義はツールによってずれます。スペースを数えるか、改行を一文字とするか、絵文字の組み合わせをどう扱うかで結果が変わります。先に「日本語、ASCII、空白、改行をすべて含む」と書いてから数えれば、後で数値だけを比べて混乱しません。
原稿の可視文字だけを求める案件なら、空白除外の数え方が必要です。記事ではその方法まで広げず、締切判定に使う生の文字数だけを扱います。
1,200要素の短い標本で答えを作る
長編を開く前に、日本語1,000字、ASCII100字、空白50字、改行50個の標本を作ります。この標本は構成要素が分かっているため、エディタが示す数値の数え方を逆算できます。答えが合わなければ、本番原稿の数値も締切判定に使いません。
この手順は、他アプリの数値と無理に一致させるためではありません。各ツールの定義を分け、どの数値を提出条件に使うかを決めるためです。
30万字を超えたときも値は戻るか
大きな原稿では、カウントの正しさと、編集が軽いかどうかを混ぜてはいけません。確認では30万字を超える複製を保存し、開き直した後も、300,208文字という値が変わらないことを確かめました。保存前後の内容も一致しています。
ここから言えるのは、その複製で生の文字数が保持されたことです。スクロールや入力速度の優劣、すべてのMacでの動作を示す値ではありません。
Rune Studioで締切数値を確定する
Rune Studioで本番原稿の複製を開き、文字数表示を読みます。カウント前に、対象は一章か全章か、本文以外の注釈を含むか、末尾の改行を含むかをメモします。値だけを転記すると、後で範囲が分からなくなります。
締切直前は、保存したファイルを開き直し、同じ範囲で数えます。修正中の未保存タブの数と提出ファイルの数を取り違えないことが、締切事故を防ぐ最後の確認です。
数える対象を一文で定義する
入稿規定の「千文字以内」は、空白や改行を含むのか、絵文字を一文字として扱うのかで結果が変わります。作業を始める前に「ファイル全体の生の文字数」「選択範囲の表示文字数」「スペースを除いた本文量」のどれを提出先が求めるか確認します。Rune Studioの生カウントは、編集前後でファイル全体が増減したかを見る基準として役立ちますが、出版社やSNSの独自ルールを自動的に再現するものではありません。
たとえば300,208文字のログから一箇所を修正した後も同じ数なら、削除と追加が相殺された可能性があります。件数が同じことは、内容が同じことを意味しません。検索で修正語を確認し、変更箇所の前後を読む作業を組み合わせます。逆に、語尾を一文字足したのに数が変わらないなら、保存対象のタブや選択範囲を取り違えていないかを疑えます。
カウントは品質検査の入口にする
長文では、編集前の数をメモし、変更理由と期待差分を書いてから修正すると異常を見つけやすくなります。「二文字削除、一文字追加なら差はマイナス一」のように予測し、Rune Studioの表示と比べます。この記事はRune Studio開発チームが大きな原稿の確認手順として執筆しました。手元の複製で数え方を合わせたら、製品ページからRune Studioをダウンロードし、提出先の規定と照合してください。
絵文字や結合文字は提出先の数え方を優先する
画面では一文字に見える絵文字やアクセント付き文字が、内部では複数の要素から成ることがあります。そのためRune Studioの生カウントとWebフォームの残り文字数が一致しない場合があります。差が出たらどちらかを故障と決めず、同じ短い例文を両方へ入れて比較します。最終的な上限判定は提出先の数値を優先し、Rune Studio側は編集による増減や大きな欠落を見つける補助として使います。
数える前に提出先の規定を一行で作業メモへ写しておくと、途中で基準が変わりません。
執筆者:Rune Studio開発チーム。大きな原稿の生カウントと内容確認の役割分担を説明しました。
「数える」と「表示する」は別の疑問
この記事の結論は、応募要項に合わせた生の文字数の定義を先に固定し、短い標本で数え方を確かめ、保存・再読み込み後にも同じ値を読むことです。編集画面のどこに数値を常時表示するかは、別の利便性の疑問です。
締切の字数管理を原稿編集と同じ場所で行いたい人は、Rune Studioの商品ページで現行版を確認できます。まずは自分の締切条件に合わせた1,200要素の標本を作り、表示値が予想と一致するかを試してください。

