日本語の選択でイライラしない!Macのテキストエディタで文字種ごとに選ぶ

十二の短い混在文字列で日本語の選択境界を試すアイキャッチ

Macのテキストエディタを選ぶとき、日本語の文字種選択は機能名だけで判断できません。「東京Station前」のどこを一回で選びたいかは、固有名詞の直し方、英数字の扱い、句読点を含めるかによって変わるからです。購入前に12個の短い文字列を試し、一回目の選択範囲が自分の修正単位に合うかを記録しましょう。

この記事は、日本語入力全体や文字コードを評価する総合試験ではありません。変換を確定した後の混在文字列で、最初の選択がどの境界で止まるかだけを比べます。選定後の反復修正手順とも分け、候補を採用できるかを短時間で決めます。

正しい分割ではなく自分の修正単位を決める

日本語は英語のように空白だけで単語境界を示しません。漢字とひらがなを分けたい場面もあれば、「書き直した」を一まとまりで置換したい場面もあります。唯一正しい選択範囲を探すのではなく、自分が頻繁に直す単位と候補の挙動が合うかを見ます。

まず修正作業を三つ選びます。固有名詞を差し替える、英数字の製品名を直す、助詞や送り仮名だけ直す、のように実際の原稿から挙げます。それぞれで、選択してほしい範囲を紙の正解表へ囲みます。

句読点を含めたいかも先に決めます。会話文を一文ごと動かす人と、語だけを置換する人では合格範囲が違います。試験中に候補に合わせて正解を変えないことが重要です。

六種類の境界を含む12例を作る

未公開の原稿をそのまま使わず、次の六境界を二例ずつ含む安全な試験文を作ります。

  1. 漢字とひらがな: 青空を、書き直す
  2. ひらがなとカタカナ: これはホテル、すぐテスト
  3. 日本語と英字: 東京Station前、rune版を使う
  4. 日本語と数字: 第12章、三日で2026字
  5. 語と句読点: 走った。彼は、「待って」と言う
  6. 記号と本文: #見出し、|漢字《かんじ》

Markdownやルビ記法を使わない人は、六番を自分の原稿に多い括弧、ダッシュ、三点リーダーへ置き換えます。大事なのは12例の難しさを候補間で変えないことです。

各例には期待範囲を一つだけ設定します。複数の選び方を許容する場合は、必須範囲と含まれてもよい範囲を色分けします。たとえば「Station」は必須、「東京」や「前」は含めない、という形です。

左端・中央・右端から一回ずつ選ぶ

候補エディタへ12例を貼り、文字列の左端、中央、右端にカーソルを置いて、普段使う選択操作を一回だけ行います。マウスなら同じ回数のクリック、キーボードなら同じショートカットにそろえます。

rune Studioで日本語と英字が混在する行から東京の二文字を選択した画面
日本語と英字が接する行で「東京」の二文字を選択した状態。

結果は選ばれた文字列をそのまま表へ写します。見た印象で丸を付けるのではなく、開始文字と終了文字を記録してください。位置によって結果が変わる場合は、三回の範囲を別々に残します。

最初からドラッグで範囲を微調整すると、候補固有の境界を隠してしまいます。第一段階では一回目だけを測り、第二段階で期待範囲へ直す追加操作数を数えます。0回なら一致、1回なら許容、2回以上なら頻出作業では負担、といった受入線を先に決めます。

過剰・不足・揺れの三種類で記録する

期待より多く選ぶ結果は過剰です。「東京Station前」で全体が選ばれ、Stationだけ直したいなら、前後を戻す操作が必要です。期待の一部しか選ばない結果は不足です。送り仮名まで置換したいのに漢字だけで止まる場合が当たります。

開始位置で範囲が変わり、規則を説明できない結果は揺れとして分けます。選択範囲が自分の希望と違っても、毎回同じ境界なら学習して使えることがあります。予測できない揺れは、修正時の誤削除につながりやすいため重く評価します。

12例について、一致、過剰、不足、揺れ、追加操作数を記録します。句読点や記法の例は、自分の原稿で頻度が低ければ重要度を下げます。件数の単純合計だけでなく、毎日直す境界へ重みを付けます。

実原稿の複製で上位候補だけ再試験する

上位二候補に絞ったら、実原稿から個人情報を除いた複製で、固有名詞、英数字、送り仮名を各5回選びます。置換はまだ行わず、期待範囲と追加操作数だけを記録します。

同じ語を繰り返すと範囲を覚えるため、位置と文字列を変えます。候補の順番も翌日に入れ替えます。短い試験文では合っても、括弧や記法が隣接する実原稿で崩れる候補は保留にできます。

rune Studioの現行機能一覧には、日本語文字種別選択があり、Mac版の要件はmacOS 13以降と記載されています。ただし本記事ではGUIの実際の選択範囲、手触り、速度を実操作していません。候補に含める場合は、ここで示した12例を本人のMacで試してください。

結論:一回目の範囲を採用条件にする

Macのテキストエディタで日本語を文字種ごとに選ぶなら、六境界12例を用意し、左端・中央・右端から一回ずつ選びます。一致、過剰、不足、揺れ、追加操作数を記録し、頻出する修正へ重要度を付けてください。

機能表に「日本語選択」と書かれているだけでは、自分の原稿に合うかは分かりません。一回目の範囲を観察可能な採用条件にすれば、毎日の小さな選び直しを購入前に見抜けます。