
人物名「佐伯真琴」を章内検索するとき、見出し、ルビ、画像指定まで本文と同じ見え方では、検索で着いた場所の前後を読みづらくなります。この記事では人物名検索を中心に置き、EPUB記法だけを色で分けて、名前の文脈を連続して読める状態を作ります。人物名そのものを色付けする方法ではありません。
例は1,500字の一章です。佐伯真琴を5件、H2見出し3件、ルビ4件、画像指定2件、記法に似た通常文字4件置きます。完了条件は、名前の5件を順に読み切れ、記法と通常文字を取り違えず、出力前に記法の結果も別に確認できることです。
まず佐伯真琴を検索して五つの場所を固定する
最初に「佐伯真琴」を検索し、5件の前後一文を一覧へ控えます。検索結果には章内の出現順、話者、呼び方の役割を付けます。検索で着いた場所がルビの親文字なら、その読みも同じ行へ残します。
この段階では記法を直しません。人物名の表記を追う一周目と、見出しやルビを確認する二周目を分けるためです。名前が5件のはずなのに4件しかなければ、別表記や検索条件を確かめます。
EPUB記法だけを本文から見分ける
見出しの##、ルビの《》、画像の![]()は、本文とは別の役割を持つ記法です。色付けは、これらの範囲を見つけやすくし、人物名の前後を読む視線から記号を退かせるために使います。
色名は合否にしません。テーマを変えれば色も変わるからです。記録するのは、元原稿の開始位置と終了位置、記法の種類、人物名検索の前後文です。佐伯真琴は通常の本文色に残します。
似た通常文字を六行標本で除外する
六行の短い標本に、見出し、ルビ、画像指定を一行ずつ置き、残り三行へ#1、《参考》、[第2案]など似た文字を普通の文として置きます。前半の記法だけを見分けられ、後半が本文として残るかを確認します。
《参考》までルビとして扱われる、本文中の#1まで見出し色になる、といった結果なら原稿記法か色分け条件を見直します。色が付いたという事実だけで、記法が正しいとは判定しません。
検索結果を前後一文で読み切る
人物名検索へ戻り、5件を先頭から順に開きます。各地点で前後一文を読み、呼称、主語、話者が人物表と合うかを確認します。記法が視覚的に分かれていれば、ルビ区切りや画像指定に視線を止めず、名前の文脈へ集中できます。
候補に誤記があれば人物表へ照合し、記法色の設定で直そうとしません。反対に、ルビの閉じ忘れを見つけた場合は、人物名の採否とは別の記法修正として記録します。
五件にならないときは検索語と記法を順に戻る
検索結果が4件なら、まず「佐伯 真琴」のような空白入り表記、ルビ付きの親文字、ひらがなの呼び名を確認します。6件なら、人物表の例文、画像の代替テキスト、注記まで検索対象に入っていないかを見ます。件数を合わせるために検索範囲を無計画に広げず、本文中の人物名5件という入口へ戻します。
検索で着いた場所が記法の途中なら、色だけを頼りに読み飛ばしません。たとえば佐伯真琴《さえきまこと》では、親文字の5件として数え、読みの文字列を別の人物名とは数えないようにします。画像の代替テキストに同名がある場合は本文の出現と分けます。これにより、検索件数の不足、表記揺れ、記法の誤解を別々の戻り先へ送れます。
色付けと出力結果を別々に確かめる
編集画面の色は候補を見つける手掛かりで、完成EPUBの成立証明ではありません。見出しは階層、ルビは親文字と読み、画像は代替テキストと参照先をプレビューまたは生成物で確認します。
Rune Studioの現行Mac版は、見出し、ルビ、画像、リンク、引用、リスト、表、コード、改ページなど、対応するMarkdown系記法と独自記法を色分けし、プレビューとEPUB用XHTMLへ変換します。すべてのMarkdown拡張へ対応するという意味ではありません。
見出し、ルビ、表、コードを含む標本を出力した動作確認では、対象記法がXHTMLへ変換され、元の記法は残りませんでした。一方、この記事の配色と画面からプレビューへの往復は未確認です。手元では、色付けと変換結果を別の欄へ記録してください。

人物名リストと反復語の推敲を混ぜない
人物名そのものを登録語として強調したい場合は、人物表・地名表・用語集を使う固有名詞の確認が適しています。「静か」が近くで続く、といった反復は、同一語と注意語を読む推敲の仕事です。
この記事の中心は、佐伯真琴を検索して5件の文脈を読み切ることです。色付けするのは、その読みを邪魔するEPUB記法です。人物名の採用形や文章表現の言い換えまで同じ色へ任せません。
結論:名前を検索し、記法を脇へ退けて読む
まず「佐伯真琴」を検索して5件を固定し、次に六行標本で見出し・ルビ・画像指定と似た通常文字を分けます。そのうえで検索結果の前後一文を順に読み、人物名の文脈と記法の修正を別々に判断してください。
Rune Studioの商品ページで対応記法を確認し、色名ではなく「名前の5件を読み切れたか」「通常文字を巻き込まなかったか」「変換後も意図した構造になったか」で設定を残します。

