違いを見逃さない!おすすめのMacテキストエディタ、画面分割・原稿管理を妥協しない判断軸

Mac用テキストエディタ候補を画面分割・原稿管理・連動で比べるアイキャッチ

原稿の数が増えてきたとき、エディタ選びで見るのは編集の速さだけではありません。本文と資料を並べられるか、探す時間が減るかの2点です。 画面を分けられても、次に参照したいファイルを探すたびFinderへ戻るなら、執筆の流れは切れます。

この記事では、原稿が増えたときに、画面分割と原稿管理をどう組み合わせて選ぶかを扱います。分割の具体的な操作とレイアウト例は別の記事に譲り、ここでは選定の判断軸に絞ります。

原稿が増えると、何が増えるのか

長編を1本書くと、手元には次のものが並びます。

問題は、これらが同じ場所に混ざっていくことです。 最初は章だけだったフォルダに、資料が入り、画像が入り、断片が入る。半年後には、どれが本文でどれが資料か、名前だけでは分からなくなります。

よくある管理のしかた

多いのは、ファイル名に規則を作る方法です。01_本文_第一章.txt、資料_人物.txt のように、名前に種類を含めます。

もう一つは、フォルダで分ける方法です。本文フォルダ、資料フォルダ、画像フォルダと分けます。

どちらも有効です。 ただし、どちらも「探す」場面では、Finderへ切り替えることになります。

画面分割は「並べた後」で判断する

画面分割の有無だけで選ぶと、実際の長編執筆で差が出ません。見るべきなのは、本文と資料を並べた後です。

「いくつに分割できるか」より、「分割画面へ必要なファイルをどう持ってこられるか」を見るのが、原稿が多い人の判断軸です。

エディタとFinderを行き来する時間

書いている途中で資料を確かめたくなったとき、何が起きるでしょうか。

エディタからFinderへ切り替え、フォルダを開き、資料を探し、ダブルクリックで開く。開いたら別のウィンドウになるので、本文と並べるにはウィンドウを動かします。読み終えたら閉じて、エディタへ戻ります。

この往復が、1日に何十回も起きます。 1回30秒でも、30回で15分です。しかも、そのたびに書いていた文章から意識が離れます。

もう一つの問題が、探す手段がファイル名しかないことです。 「あの設定はどのファイルに書いたか」を思い出せないとき、名前では見つかりません。中身を探すには、また別の道具が要ります。

rune Studioは、探す場所をアプリの中に持つ

rune Studioは、作業フォルダを1つの作業単位として開き、その中の原稿・資料・画像を同じ場所で扱います。

フォルダの中を、アプリの中で見られる

サイドバーにフォルダの一覧が出ます。隠しファイルは除き、フォルダを先に並べます。展開の状態は覚えられ、Finderで付けたタグも見えます。テキスト形式のファイルは中で開き、それ以外は既定のアプリで開きます。

Finderへ切り替えずに、資料を開けます。

Finderのように扱える独立の窓もある

作業場の中だけを扱う、Finderに似た窓もあります。アイコン、リスト、カラム、ギャラリーの4つの見せ方があり、名前・種類・更新日・作成日・大きさで並べ替えられます。名前での再帰的な検索もでき、結果は最大500件です。

大量のファイルを扱うときは、こちらのほうが見通しが立ちます。

中身で探せる

名前で見つからないときは、中身で探します。実際に開発版を命令から動かして確かめました。作業場の中を横断して探したところ、調べたファイルが4件、一致が2件と返り、それぞれについてファイル名、行番号、その行の文章が一緒に返りました。

正規表現も使えます。実際に「第[一二三]章」という書き方で探したところ、3件が返りました。

「あの設定はどこに書いたか」を、中身から引けるので、名前を思い出す必要がありません。

EPUBに入れられる原稿の一覧も返る

作業場の中で、EPUBに入れられる原稿の一覧を返す機能もあります。実際に確かめたところ、原稿がバイト数付きで一覧になって返りました。 資料や画像と混ざらずに、本文だけを見られます。

タグで分類できる

Finderのタグを付け外しでき、ファイルツリーにもタグが表示されます。「書き終えた章」「直しが要る章」といった分け方を、ファイル名を変えずに表せます。

向く人と、別の方法が向く人

向いているのは、章と資料が20本を超え、本文と資料を並べながら書く人です。 長編小説、シリーズもの、資料の多い技術書。分割数の多さより、並べるファイルを探す手間が少ないかを見てください。

原稿が数本なら、Finderで足ります。 5本のファイルを行き来するだけなら、切り替えの負担は小さいままです。

なお、確かめたのは横断検索と、EPUBに入れられる原稿の一覧までです。フォルダの一覧表示、Finderに似た窓、タグの操作は資料で確認したもので、この検証では実行していません。

まとめ

次の一歩として、いまの作品で「本文を開いたまま資料を参照する」作業を1回行ってください。並べることより、参照するファイルを見つけることに時間がかかるなら、原稿管理まで含めてエディタを比べる段階です。

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