文字化けと画像切れを二系統で試す受け入れ票の作り方

文字コードと画像参照を二つの独立レーンで検収し、一冊へ統合するアイキャッチ

文字化けと画像切れは、どちらも画面では『正しく見えない』問題ですが、直す場所が違います。文字は符号化と変換不能文字を調べ、画像は実ファイル、相対パス、manifest、閲覧表示を調べます。この記事では二本の受け入れ票を作り、文字レーンと画像レーンを別々の担当と証拠で進めます。実測前の行はすべて保留で、二つのうち片方だけを通して全体合格にはしません。

二本の受け入れ票を別の机に置く

文字票には原本保護、符号化判定、変換不能文字、別名変換、再読込を書きます。画像票には画像ファイルの実在、本文側のhref、EPUB内のmanifest、パッケージ内資源、閲覧表示を書きます。同じ『表示不具合』という見出しへまとめません。

初期状態は全行を保留にします。この記事は試験方法を準備する段階であり、Shift_JIS変換や画像参照が成功したと断定しません。実測日と対象IDが入った行だけを合否へ動かします。

文字レーンは原本保護から始める

Shift_JIS原稿を複製し、原本ハッシュを保存します。候補ツールで符号化を確認し、UTF-8へ変える場合は別名で保存します。原本へ上書きしないこと、変換不能文字の位置を確認すること、再読込後に代表文が一致することを文字票へ記録します。

文字化けを見つけたら、画像フォルダやEPUBのmanifestを直しても解決しません。入力原稿の符号化、変換手順、代替文字の根拠へ戻ります。修正の所有者は原稿側です。

画像レーンはhrefから資源へたどる

画像にはimages/map.pngのような固定名を付け、本文のhrefと照合します。次にEPUBのmanifestへ同じ参照が登録されているか、パッケージ内に実資源があるかを確認します。ファイルがフォルダにあるだけでは、本文から参照できた証明になりません。

画像が見えない場合は、実在、相対パス、大文字小文字、manifest、閲覧側の順に切り分けます。文字コードの警告を消しても画像参照は直らないため、画像票の担当者は参照経路を一段ずつ追います。

二つの失敗に別の戻し先を与える

文字レーンの失敗は、原稿複製、符号化設定、承認済み代替へ戻します。画像レーンの失敗は、資源名、配置、href、manifestへ戻します。どちらも生成EPUBだけを直接直さず、再生成できる入力側へ修正を置きます。

原因が不明な場合も『表示不具合』で終わらせず、どの段階まで確認できたかを書きます。戻し先が違うからこそ、受け入れ票を二本に分ける価値があります。

閲覧アプリでは文字と画像を別々に署名する

生成後のEPUBを閲覧アプリで開き、文字の代表箇所と画像の対象ページを別の行で確認します。文字が読めても画像が見えなければ画像レーンだけ不合格、画像が見えても置換文字があれば文字レーンだけ不合格です。

二つの署名がそろったときだけ全体候補を次へ進めます。一方の成功をもう一方へ貸さないことで、原因と修正担当を明確に保てます。

Rune Studioの文字コード安全機能の範囲

Rune Studioの日本語文字コード判定、変換不能文字の表示、未解決時の保存停止は文字レーンの候補根拠です。危険な変換を出力前に見つける用途へ使えます。

一方、画像ファイルの実在、相対参照、manifestを照合する作業は一般的なEPUB資源検査です。これらをRune Studio独自の一体機能として主張しません。製品根拠と一般検査を票の色や欄で分けます。

STUDIO-123との役割を分ける

この記事は、文字と画像の失敗原因を二つのレーンへ分離し、担当と戻し先を決めることが中心です。出力前の一枚のプリフライトで全入力を止めるSTUDIO-123とは、管理の形と結論が異なります。

ここでは二つの失敗を再現し、それぞれの票を単独で合格させます。全体の出力許可を一枚で管理するのではなく、原因を混ぜずに診断できる二本の記録を完成させます。

二本の票を一つの障害記録へ結ぶ

同じEPUBで文字と画像の両方に不具合が出た場合は、障害IDを一つ付け、その下にTEXT-01とIMAGE-01の二つの子記録を作ります。親記録は対象EPUBと発生日だけを持ち、原因、証拠、戻し先は各レーンへ分けます。

文字側を直して再生成した後も、画像側の行を自動で合格にしません。新しい出力物IDで両方を再確認し、TEXT-01とIMAGE-01がそれぞれ閉じた時点で親記録を完了します。分離と再結合の両方を記録で行います。

結論:片方の成功で全体を合格にしない

まずShift_JIS複製原稿、UTF-8変換先、相対パス画像一枚、二章の試験EPUBを用意します。文字票と画像票を別々に作り、全行を保留から始めてください。

文字レーンは符号化と原文、画像レーンはhrefと資源を追います。両方が独立して合格したときだけ候補を残せます。似て見える不具合ほど、証拠と戻し先を分けることが早い修正につながります。