読者を章で迷わせない!電子書籍作成、目次・表紙・奥付を作成する手順

章、目次、表紙、奥付が一冊の電子書籍へまとまるアイキャッチ

電子書籍を作成して目次・表紙・奥付までそろえるには、本文だけを先に出力するのではなく、本文、目次対応、表紙画像、奥付へ入る書誌値を一つの作成セットにします。そのセットを生成設定へ割り当ててEPUBを作り、生成後にBODY、NAV、COVER、COLOPHONの四成果物を受け入れるのが本記事の手順です。

固有例は三章の短い読み物です。目次は三件、表紙は採用画像一枚、奥付は作品名・著者・出版社・バージョン・発行日を確定してから始めます。素材の長期保管と再生成、担当間の引継ぎ、表・コード・本文画像を含む横書き技術書はそれぞれ別の手順とし、ここでは目次・表紙・奥付を一冊へそろえることに集中します。

四成果物の入力を一枚にそろえる

最初に、本文三章のファイルと順番、目次へ載せる表示名、表紙画像のパスとハッシュ、奥付へ反映する確定値を一枚へまとめます。本文にはC01〜C03、目次には対応する移動先IDを付けます。表紙は仮画像と採用画像を同じ名前で上書きせず、採用版を識別できるようにします。

奥付は生成後に思いつきで直しません。作品名・著者・出版社はシリーズ情報、バージョンと発行日はメタデータの入力元として固定します。連絡先や権利表記など、現行資料で独立したウィザード欄を確認できない項目は、Rune Studioの入力欄があるように書かず、制作側の確定原稿として別管理します。

作品情報と本文三章を設定する

Rune Studioの現行資料では、1ページ目のシリーズ情報で作品名、著者、出版社、縦書き/横書き、ファイル名、言語、段落設定を扱います。2ページ目は単巻または巻番号と過去出力、3ページ目は原稿ファイルの選択です。

本記事の三章例では、まず作品カードの採用値を1ページ目へ対応させ、単巻を選ぶ想定を2ページ目へ置き、3ページ目でC01、C02、C03の正本ファイルを選びます。これは資料に基づく設定手順であり、記事固有の三章を現行Mac版UIで入力し終えた実測ではありません。

目次は表示名・移動先・掲載可否で作る

4ページ目のチャプター順では、章を読む順に並べ、各章を目次へ載せるか選びます。目次表には「表示名」「移動先の章ID」「掲載可否」を一行ずつ残します。三章をすべて載せるなら、入力章数3、目次掲載3、除外0です。

目次名が正しくても移動先が別章なら作成完了ではありません。生成前は章IDとの対応を確認し、生成後はnav.xhtmlとNCXのリンク先を照合します。目次に載せない章がある場合は、本文の読む順番を持つspineからも消えたと決めつけず、掲載可否と本文収録を別々に確認します。

表紙と奥付の元になる値を確定する

5ページ目のメタデータでは、資料上、バージョン、発行日、表紙画像などを扱います。表紙は採用画像のパスとハッシュを対応表へ書き、作品カードの書名・著者と画像内の表記が違わないかを生成前に見ます。

奥付は、シリーズ情報とメタデータへ入れた作品名、著者、出版社、バージョン、発行日が生成物へ反映される想定で確認します。現行資料は奥付の生成を記載していますが、本記事固有の三章・採用表紙・確定値を6ページUIで完走した実測はありません。ここでは資料仕様を作成手順として示し、実測結果とは分けます。

確認ページから一冊を生成する

6ページ目では、ページ順、目次対象、表紙、ファイル名を確認して生成します。確認表の三章順、目次三件、採用表紙、作品名が表示内容と一致しない場合は生成せず、原因のある1〜5ページへ戻ります。

生成したらEPUBのファイル名、生成日時、SHA-256を記録します。別の入力へ差し替えて成功扱いにせず、一つの作成セットと一つの生成物を結びます。出力先は現行資料上、ワークスペース内のEPUBフォルダです。

生成後は四成果物だけを短く受け入れる

作成後の確認は記事の中心を監査へ置き換えず、四成果物が生成されたかを確かめる終了工程にします。

成果物 生成後に確認すること 戻り先
BODY 三章XHTMLとspineの順番 原稿選択またはチャプター順
NAV 目次三件の表示名とリンク先 チャプター順・目次掲載
COVER cover登録、参照、ZIP内画像 メタデータの表紙指定
COLOPHON 確定した書誌値と奥付XHTML シリーズ情報またはメタデータ

一箇所を直したら新しい生成物名で再生成し、変更した成果物と隣接する一成果物だけを再確認します。四行の版固定や三出口の監査を主題にはせず、「設定した四要素が一冊へ入ったか」で手順を閉じます。

Rune Studioで確認できた範囲を分ける

画像なしの二章標本では、書誌、原稿、章順、目次、OPF、nav、NCX、spine、奥付を含む生成経路を確認しました。目次から外した第二章がspineには残ることと、一字修正後の別名再生成も確認済みです。

表紙入りの標本では、ZIP内に表紙画像と参照が実在する一方、完了確認画面で画像不足扱いになる不一致が残っています。したがって、表紙指定と格納は資料・部分確認として扱えても、表紙入り一冊の完了は未確認です。三章固有標本と6ページの実画面も未確認です。

タイトル・もくじ・第一章・第二章の順序と、もくじ掲載の可否が並ぶRune StudioのEPUB作成画面
EPUB作成のファイル順序の画面。タイトル、もくじ、各章の並びと、章ごとのもくじ掲載の可否が一覧で見えます。生成が成功したことは、この画面からは分かりません。

結論:四つを設定してから一冊を作る

電子書籍作成で目次・表紙・奥付をそろえる答えは、本文、目次対応、表紙画像、奥付の確定値を先に一組へし、生成設定へ割り当て、BODY、NAV、COVER、COLOPHONが一冊へ入ったか確認することです。

最初の行動は、三章の表示名と移動先、採用表紙のハッシュ、奥付へ使う五つの書誌値を一枚へ書くことです。Rune Studioを使う場合は、Rune Studioの商品ページで現行の生成範囲を確認し、表紙入り検査は判断待ちのまま、資料仕様と手元の結果を分けて記録してください。