目次項目を一度で確認!EPUB作成、目次・表紙付きを作成する手順

目次と表紙を保ったままEPUBを再生成するアイキャッチ

目次・表紙付きEPUBの初回実行では、受入済みの情報をウィザード各欄へ対応付け、入力値と結果を一つの実行記録に残します。この記事の成果物は「完成した本」ではなく、どの値をどこへ入れ、初回生成で何が確認できたかを追える記録です。

原稿・目次・表紙を生成に使ってよいか判断する事前受入は「初回EPUBを作る前の素材確認」へ譲ります。本記事はGO判定済みのパケットから始めます。生成後の改稿反映や再出力は「改稿後の再生成手順」の範囲です。

受入パケットを入力値へ変換する

開始時に、GO判定ID、書誌票ID、原稿と表紙のパス・ハッシュ、章順、目次表示、収録可否を受け取ります。ウィザードへ直接コピーする前に、入力対応表を作ります。

対応表には「画面ページ」「入力欄」「受入パケットの元欄」「予定値」「入力後の値」「判定」を並べます。入力後の値を残すことで、予定と実際の差を発見できます。

表紙が判断待ちなのに空欄のまま先へ進めた場合、表紙なしを意図したのか入力漏れなのか分かりません。空欄にも「対象外」「保留」「未入力」のいずれかを付けます。

六つの画面へ割り当てる入力対応表

現行資料上の作成フローを、次の六ページとして記録します。画面名称や並びは版によって変わる可能性があるため、実際の画面では項目名も併記します。

ページ 入力する内容 受入元 初回記録
1 作品名・著者・出版社・縦横・ファイル名・言語・段落設定 書誌票/実行計画 予定値/入力値
2 単巻または巻番号・過去の出力情報 巻管理票 選択値/参照した出力
3 原稿ファイル 原稿受入票 パス/ハッシュ
4 章順・目次表示・収録可否 目次受入票 順序/件数
5 バージョン・発行日・表紙画像 書誌票/表紙受入票 値/画像ハッシュ
6 ページ順・目次対象・表紙・ファイル名の確認と生成 1〜5ページの入力記録 確認結果/実行ID

この表は現行Rune Studio正本資料に記載されたページ構成と、制作側の受入票を対応させたものです。制作案件で使う版管理ID、書籍識別子、出力予定先は、正本資料上の独立したウィザード欄ではありません。必要なら実行記録の外部管理欄に残し、ページ2、5、6の入力欄として扱いません。

六ページの現行Mac版UIを記事固有の六章標本で通した実測ではありません。上表は資料仕様であり、入力後の画面結果や操作感を確認済みとするものではありません。

タイトル・もくじ・第一章・第二章の順序と、もくじ掲載の可否が並ぶRune StudioのEPUB作成画面
EPUB作成のファイル順序の画面。タイトル、もくじ、各章の並びと、章ごとのもくじ掲載の可否が一覧で見えます。生成が成功したことは、この画面からは分かりません。

章ごとに入力と目次の件数をそろえる

固有例は六章です。章IDをC01からC06まで付け、各章について原稿パス、章題、予定順、目次への収録可否を一行にします。ウィザード入力後は、入力した章数、目次項目数、除外項目数を記録します。

六章すべてを目次へ載せるなら、入力章数6、目次収録6、除外0です。前付けを除外するなら、章数と目次件数が異なる理由を記録します。件数一致だけで正しいとは決めず、各表示名と移動先も照合します。

今回の実機確認実操作は共通の二章標本であり、六章標本の画面入力ではありません。六章表は初回実行記録の設計例として扱います。

初回実行には開始状態と出力を残す

作成記録には、作成日時、アプリの版、使用したフォルダ、入力パスとチェックサム、作成記録番号、出力パス、終了状態を残します。成功・失敗だけでなく、開始時の素材から再読込や構造確認まで追えるようにします。

初回生成後は、出力ファイルの存在とハッシュを採り、内部のnav、NCX、OPF、spine、章ファイル、画像参照を確認します。画面で「完了」と出ても、出力記録がなければ完遂とはしません。

エラーが出た場合は、その場で別素材へ差し替えて成功扱いにしません。入力対応表へ戻り、どの受入元と入力値が原因候補かを記録します。

画像なし二章標本で確認できた結果

2026年8月14日の複製した標本での動作確認では、画像なし・横書きの二章標本を計画、検証、出力、検査まで進めました。生成物にはnav、NCX、OPF、spine、二つの章ファイルがあり、章順と目次収録を確認できました。

この共通の確認結果により、章情報と目次情報が出力へ反映される範囲は確認済みです。ただし、記事固有の六章入力、現行Mac版の六ページ画面、操作感は未確認です。二章の結果を六章UI完遂へ拡大しません。

初回実行記録では、確認済み欄に二章出力の結果を、判断待ち欄に六章UIを分けて書きます。

表紙入りはZIP確認とEPUB構造検査判定を分ける

表紙入りの検証では、EPUBのZIP内部に表紙画像が含まれ、OPFなどから参照されていることを確認しました。一方、現行のEPUB構造検査結果は画像不足の診断を伴い不合格でした。

そのため「表紙画像が格納された」は確認済み、「表紙入りEPUBが検査合格した」は判断待ちです。初回実行記録で二つを同じ合格欄に入れません。

表紙付きが必須条件なら、不合格のまま完了にせず、診断内容、対象パス、出力ハッシュを残して停止します。表紙なし候補へ切り替える場合も、新しい実行IDを付けます。

入力漏れをページ単位で差し戻す

差異を見つけたら、受入パケット全体を作り直す前に入力対応表を見ます。作品名・著者・出版社・縦横・ファイル名・言語・段落設定ならページ1、単巻・巻番号や過去出力の参照ならページ2、原稿ならページ3、章順や目次対象ならページ4、バージョン・発行日・表紙ならページ5へ戻します。ページ順、目次対象、表紙、ファイル名の最終表示が予定と違う場合は、ページ6で生成せず該当する1〜5ページへ戻ります。

版管理ID、識別子、出力予定先の誤りはウィザードの所属ページへ押し込まず、制作側の書誌票または実行計画へ戻します。生成物はワークスペース内のEPUBフォルダへ出力されるという資料仕様と、制作側が記録する出力パスを別の欄にします。

受入元自体が誤っていれば「初回EPUBを作る前の素材確認」へ返します。受入元は正しく転記だけが違えば、本記事の入力を修正して新しい実行IDで再実行します。この分岐を記録すると、受入判断と操作ミスを混同しません。

初回実行記録の終了条件

初回記録は、すべての入力欄に出典と実入力値があり、出力パスとハッシュが残り、確認済み・判断待ち・失敗が分離されているときに閉じます。表紙入りEPUB構造検査が判断待ちなら、その状態を残したまま「表紙付き完遂」とはしません。

ここで本文改稿や再出力の反復へ進まないことも重要です。初回実行の事実を固定した後、必要な改稿は「改稿後の再生成手順」へ引き渡します。

結論:各欄の出典と初回結果を一行で追えるようにする

EPUB作成の初回操作では、受入済みパケットを、シリーズ情報、巻選択、ファイル選択、チャプター順、メタデータ、確認と出力の六ページへ割り当て、予定値と実入力値を並べます。制作側の版管理ID・識別子・出力予定先はウィザード外の管理欄に置きます。生成後は実際の出力パス、ハッシュ、内部構成、検査結果を同じ実行IDへ結びます。

最初の行動は、ページ1の作品名欄に、書誌票のどの値を入れるかを対応表へ書くことです。Rune Studioを使う場合は、Rune Studioの商品ページで現行のEPUB作成項目を確認し、表紙入りEPUB構造検査の判断待ちを残したまま初回実行記録を閉じてください。