原稿整理をやり直さない!テキストエディタのツリー構造、ツリーから複数原稿を開く

ツリーから複数原稿を開くときは、見出し名ではなく、重ならないファイルIDと開く順番を決めます。今回の例ならC03.md、C07.md、C11.mdを「伏線の提示・中盤の変化・回収」の順で開きます。タブを閉じた後も、この三つのIDから同じ作業机を作り直せることが目標です。

長編では、章タイトルを変えることがあります。同じ「雨の夜」という見出しが二つの章に残ることもあります。タイトルだけで開く章を選ぶと、整理のたびに迷い直します。C03のような固定IDは、タイトルを変更しても作業上の住所として使えます。

12章へ役割を付ける

例のフォルダはchapters/C01.mdからchapters/C12.mdまでです。比較のために開く三章へ、次の役割を割り当てます。

ファイル 今回の役割 開く順番 確認する目印
C03.md 伏線を置いた章 1 C03と提示文
C07.md 関係が変わる章 2 C07と同名見出し
C11.md 伏線を回収する章 3 C11と回収文

C03.mdとC07.mdには同じ見出しがある想定です。タブに見出しが表示されても、最後はファイルIDとパスで区別します。

開く順番を作業の意味に合わせる

ツリーを上から順にクリックするのではなく、読み比べる順に開きます。C03で何を約束したか、C07でどう変化したか、C11で回収したか、という流れです。

タブを開いたら、三つのパスをメモへ写します。

chapters/C03.md → chapters/C07.md → chapters/C11.md

次に、各タブの冒頭IDを読みます。タブ一覧の並びと本文IDの並びが一致したら、比較を始めます。途中で資料タブを開いても、この三つの役割順を崩さないよう、資料は最後か別ペインへ置きます。

閉じた後に同じ三章へ戻る手順

  1. 三章の未保存変更を確認し、必要なものを保存します。
  2. タブ一覧からC03、C07、C11のパスと順番を記録します。
  3. 三つのタブを閉じます。未保存確認が出た場合は内容を読み、保存・破棄・中止を選びます。
  4. ツリー検索またはフォルダ展開から、記録したIDを一つずつ探します。
  5. C03、C07、C11の順で再び開き、タブ順、本文ID、三つの役割を照合します。

最初のタブ一覧は「開けた状態」の記録です。タブを閉じていなければ「戻れた」とは言えません。この二つを同じ確認にしないことが、原稿整理をやり直さないための要点です。

閉じ開き後に三章を再現した結果

専用の12章ツリーから、C03、C07、C11をその順で開きました。次にC11、C07、C03の順で全タブを閉じ、作業場を読み込み直しました。その後、C03、C07、C11の順で再び開いています。再オープン後のタブ順は初回と一致し、各本文からID-C03、ID-C07、ID-C11を読み戻せました。

Rune Studioの現行Mac版の公開資料には、ファイルツリー、範囲選択、複数ファイルをまとめて開く操作、タブの並べ替え、幅に収まらないタブの一覧表示が記載されています。

画面表示と自動復元は別の確認

今回確認したのは、タブをすべて閉じ、作業場を読み込み直し、IDとパスを指定して同じ三章を同じ順序で開き直すところまでです。ツリー項目を画面でクリックした操作や、現在のタブを示す視覚表示は確認していません。また、アプリが前回の三タブを自動復元した結果でもありません。

自分の環境では、複製した12章でツリーから同じ手順を一度試してください。特に同名見出しがあるC03とC07を、IDとフルパスで取り違えないかを見ます。アプリ再起動後の自動復元まで期待する場合は、今回の手動再オープンとは分けて試す必要があります。

ツリー構造が向く原稿

章数が多く、離れた三章を役割で比較する原稿に向きます。数ページの短文なら、三つを一時フォルダへ複製するだけでも十分です。大切なのは、階層の深さではなく、ファイルIDと役割を一対一にできることです。

Rune Studioのファイルツリーとタブの概要はRune Studio公式サイトで確認できます。

再オープン後の確認メモには、時刻よりもID・役割・順番を残します。公開日や更新時刻は編集のたびに変わりますが、「C03は提示、C07は変化、C11は回収」という役割は比較が終わるまで固定できるからです。もし再び開いた三章の内容が想定と違ったら、タブを増やしてごまかさず、フルパスを確認して一度閉じます。正しい三章だけで作業机を作り直すほうが、誤った章へメモを付け続けるより早く戻れます。

同じ三章を別の日にも使うなら、役割メモへ比較目的を一言足します。「伏線の語句」「人物の態度」「時系列」のように目的を限定すると、同じC03・C07・C11でも、何を見比べる回なのかを取り違えません。

比較が終わったら役割メモへ完了印を付け、古い目的で三章を開き続けないようにします。

完了印には比較した版の日付も添えます。次の改稿で三章を開くときに、前回の役割メモをそのまま現行版の判断へ持ち込まないためです。

結論として、C03・C07・C11を役割順に開き、閉じた後も同じIDから再構成できるかを試してください。初回のタブ一覧と再オープン後の一覧が一致して、初めて「整理をやり直さずに戻れた」と判断できます。

複数ファイルを開く機能を詳しく見る方は、Rune Studioの商品ページで現行Mac版の案内を確認できます。