
電子書籍の表紙は読者が最初に見る入口、奥付は書名・著者・発行情報を確かめる出口です。正しく入れるには、画像を本文の一枚目へ置くだけで済ませず、表紙の役割と奥付の位置を章本文から分離します。
この記事では、一章の電子書籍へ表紙と奥付を加える手順を扱います。目次項目の作り直しや、シリーズ巻情報の管理は別の記事へ譲ります。
表紙画像を決める前の三点
表紙は縦横比、解像度、ファイル形式を先に確認します。画像内に書名を入れる場合は、EPUBの書誌タイトルと同じ表記にします。ファイル名だけで表紙と判断せず、EPUB設定で表紙として指定されることを確認します。
本文中の挿絵と表紙は役割が違います。表紙画像を第一章の画像としても重複掲載すると、閲覧環境によって二度見えることがあります。
奥付は最後の独立ページにする
奥付には書名、著者名、発行日、版など、作品に必要な情報だけを置きます。本文最終段落へ続けて書くのではなく、独立したファイルまたはページとして章順の最後へ置きます。
例として「表紙→第一章→第二章→奥付」の四項目を並べます。出力前に、表紙が本文目次へ不要に現れていないか、奥付が最後にあるかを確認します。
Rune Studioの記録では、表紙を含むEPUBが生成され、ナビゲーション文書やパッケージ内の必要ファイルが存在することまで確認されています。ただし今回の記録には、使用した表紙プロパティの具体値と、奥付が背表紙順の何番目に入ったかという値が十分に残っていません。この記事では、それらが確認済みの固定値であるとは書きません。
表紙と奥付を別々に復旧する
表紙が出ないときは、画像の実在、形式、表紙指定の順に確認します。奥付が途中へ入ったときは章順だけを直し、書誌情報まで触りません。目次へ不要な項目が出た場合は、収録の有無と目次掲載の有無を分けて見ます。
表紙の見え方と書誌表紙を混同しない
閲覧画面で最初に画像が見えたとしても、それだけでEPUB上の表紙として正しく指定されたとは限りません。パッケージ内で表紙資産がどのように扱われているかも確認します。反対に、構造上は表紙でも画像比率が合わなければ余白や切れが起こります。
奥付も、最終ページに見えることと、読み順の最後に配置されていることを分けます。目次から直接開けるかどうかは別の設定です。
一冊分の受け入れ表
表紙については画像名・役割・表示、奥付についてはファイル名・収録順・記載情報を残します。確認できない値は空欄にせず「未確認」と書きます。これにより、見た目だけで完成と判断するのを防げます。
本番へ進む前の確認票
表紙と奥付の配置を本番へ広げる前に、次の欄を一つずつ閉じます。結果が空欄のままなら、作業量が多くても完了とはしません。
- 対象:どの原稿、章、ファイルを扱ったか
- 開始値:表紙資産、表紙指定、奥付情報、読み順
- 中心操作:何を一つ変え、何を変えなかったか
- 結果:期待した状態と実際の状態
- 戻り先:失敗時に使う未変更の複製
- 未確認:具体的なパッケージ位置を生成後に記録する
表紙と奥付の配置の一覧は成功を飾るためではなく、途中で条件が変わったことへ気づくために使います。二回目に同じ結果を得られない場合は、範囲を増やさず最初の例へ戻ります。資料上の機能、画面上の項目、開始から結果まで終えた操作も、表紙と奥付の配置では別々の事実として記録します。
Rune Studioを使わない場合の進め方
専用機能を使わなくても、入口と出口を独立ページにすることで目的へ近づけます。OSのファイル複製、普通の検索、別名保存、生成物の内容確認を組み合わせれば、未確認の自動処理へ賭けずに進められます。
Rune Studioを選ぶ意味は、表紙と奥付の配置で生じる手間を現行Mac版機能で減らせるか試せる点です。まだ記録のない結果は短い複製で確かめます。表紙と奥付の配置の結果を自分で読みたい人には向きますが、未確認の自動化を多数の原稿へ即時適用したい人には向きません。
次の一歩は、表紙と奥付の配置について上の確認票を一行埋められる最小の複製を作ることです。その結果を確かめてから、必要ならRune Studioの商品ページで現行Mac版の対応範囲を確認してください。
最後に別の日でも再現する
制作担当以外が一度、表紙から第一章へ進み、最後の奥付まで到達できるかを確認すると、作業者の思い込みを減らせます。確認者には予定した順番だけを渡し、どこに入れたつもりかは先に説明しません。
結論
表紙・奥付付き電子書籍の作り方では、入口と出口を独立ページとして配置し、本文との順番を検査します。Rune Studioで表紙を含むEPUB生成は確認済みですが、今回の具体的な表紙属性と奥付位置は未記録です。本番では出力前の順番表と、生成後のパッケージを照合してください。Rune StudioのEPUB作成機能を見る


