
文字化けと画像切れを出力後に見つけると、原因を原稿、画像、参照、パッケージの間で探し直すことになります。出力前に、二章の文字コードと変換不能数、二枚の画像の実在と相対参照を一枚のプリフライト表へ記録し、空欄がゼロになるまでEPUBを作りません。出力後のmanifest確認は別の列に残し、事前確認と生成物検査をつなぎます。
一枚のプリフライトに四つの入力行を作る
表にはC01、C02、img01、img02の四行を作ります。章の行には文字コード、変換不能文字数、正本パスを置き、画像の行には実ファイル、相対参照、使用章を置きます。章と画像で必要な列が違うため、対象外欄も明示します。
記入例は『C01=UTF-8/不能0』『C02=Shift_JIS複製→UTF-8別名/不能0』『img01=images/map.png/href一致』『img02=images/chart.png/href一致』です。例を実測値として使わず、自分の入力で埋めます。
章の門は符号化と不能文字ゼロ
各章の複製を調べ、符号化が不明ならその行で停止します。Shift_JISから変換する場合は原本へ上書きせず、UTF-8の別名ファイルを作ります。変換不能文字を検査し、ゼロ件と確認できるまで章行を合格へ動かしません。
代替文字の意味は人が承認します。ソフトの警告を消すためだけに似た文字へ置換せず、著者や原資料の根拠を残します。章ごとの合格は、次の出力へ渡せる入力であることを示します。
画像の門は実在と相対参照
各画像について、ファイルが指定場所にあるか、本文のsrcまたはhrefが同じ相対パスを指すかを確認します。大文字小文字、拡張子、階層も一致させます。フォルダ内に画像があるだけでは合格にしません。
使用章と参照箇所を表へ書けば、別の画像を見て合格した事故を防げます。画像加工や色調整はこの記事の範囲外で、ここではEPUBへ正しい資源を渡せるかだけを判定します。
空欄が一つでもあれば出力を止める
四行の必須列を上から読み、未確認、保留、原因不明が一つでもあればEPUB出力へ進みません。章の成功で画像行を埋めたり、画像の実在で参照列を合格にしたりしません。
停止理由は対象行へ直接書きます。C02の符号化不明、img02のhref不一致のように具体化すれば、担当者は出力を試す前に入力側を直せます。
出力後にmanifestとパッケージを照合する
空欄ゼロを確認してEPUBを出力したら、manifestにimg01とimg02が登録されているか、パッケージ内に実資源があるかを確認します。事前の相対参照が、生成物へ正しく取り込まれたかを見る列です。
manifest登録だけで完了にせず、閲覧アプリで対象ページを開きます。事前表、manifest、実資源、閲覧表示が同じ画像IDを指したとき、画像行を閉じます。
Rune Studioの機能と一般検査を分ける
Rune Studioの日本語文字コード判定、変換不能文字の表示、保存停止は章のプリフライトに使える製品機能です。危険な章を出力前に止める根拠になります。
画像実在、相対パス、manifest、閲覧表示の照合は一般的なEPUB資源検査です。これらを一つのRune Studio独自機能とは述べません。一枚の表へ置いても、証拠の種類は列ごとに分けます。
STUDIO-093との違いは出力許可にある
STUDIO-093は文字と画像を二本の票へ分け、原因と担当を診断する記事です。この記事は二章と二画像を一枚へ集め、空欄ゼロを出力許可の条件にします。目的は原因分離ではなく、未確認の入力を出力工程へ渡さないことです。
問題が見つかったら該当する章または画像へ戻しますが、最終的な判断は一枚のプリフライトがすべて埋まったかで行います。
プリフライト表を次工程へ渡す
出力担当は四行の合否だけでなく、章の正本パス、画像の実ファイル、相対参照を読みます。入力版が変わっていたら、以前の空欄ゼロを流用せず再度プリフライトします。表の確認日時より新しい原稿や画像がある場合は出力を止めます。
出力後のmanifest欄には生成物IDを付け、どのプリフライト版から作ったかを結びます。別のEPUBで確認した画像を合格に使わず、同じ候補のmanifest、資源、閲覧表示を一組にします。これで出力前と出力後の証拠が切れません。
結論:出力ボタンの前に四行を閉じる
次に、二章と二画像の四行を持つプリフライト表を作ってください。章は符号化と不能文字ゼロ、画像は実在と相対参照を埋め、空欄がなくなるまで出力しません。
出力後はmanifest、実資源、閲覧表示を同じ画像IDで照合します。文字と画像の証拠を一枚へ集めても根拠を混ぜず、すべての入力行が閉じた候補だけをEPUBへ進めることで、出力後の手戻りを減らせます。


