読者を章で迷わせない!KDP EPUB Creator、目次・表紙・奥付付きへ仕上げる手順

KDP向けEPUBの本文・目次・表紙・奥付をそろえるアイキャッチ

KDP向けのEPUB Creatorを選ぶときは、機能の数ではなく、現行KDPが扱うEPUBを書き出せるか、目次と読む順番を検査できるか、表紙を意図どおり収録できるか、作り直しを同じ条件で繰り返せるかで判断します。奥付はKDPの一律必須項目ではなく、入れたい人が確認する任意条件です。

この記事は「自分が何を用意するか」ではなく、KDPへ出すEPUB Creatorを実際の出力で選ぶための判定手順です。提出形式全体の比較や、初回制作の順番は別の記事に譲ります。

最初の足切りは、現行KDPのEPUB条件

2026年8月27日に確認したKDPの対応ファイル形式では、EPUBは対応形式の一つです。ただし、Kindle Publishing Guidelinesに沿うEPUBであることが条件です。Creatorの商品説明に「EPUB対応」とあるだけで、KDP受理まで保証されたとは判断しません。

候補を選んだら、試しに短い原稿でEPUBを1本作り、KDPのKindle Previewerで開きます。Previewer 3はEPUBを開けます。ローカルで開けたことと、KDPの最終受理は別ですが、章移動や画像を提出前に確認する材料になります。

Creatorを選ぶ5つの確認項目

1. 論理目次と読む順番を確認できるか

目次ページが見えるだけでなく、読書アプリの目次操作から章へ移動できる論理目次が必要です。候補のCreatorで二章の試験本を作り、次を確かめます。

この確認ができない道具では、読者が章を移動できるかを入稿後まで持ち越します。

2. 表紙の扱いを分けて確認できるか

KDPで設定する商品画像としての表紙と、EPUBの読む順番に入る表紙ページは同じ確認ではありません。Creator側では、指定した画像がEPUBに収録され、読む順番の意図した位置にあるかを見ます。KDP側のカバー画像要件は最新案内で別に確認します。

3. 奥付を必須条件と誤解していないか

奥付は、作品名、発行日、著者、発行者、著作権表示などを読者に示す本文ページです。入れる判断はできますが、KDP対応形式の案内は可視の奥付を一律必須とはしていません。

奥付が必要な本なら、Creatorが固定文面を生成するのか、自由に編集できるのか、そもそも生成しないのかを確認します。不要なら、奥付の有無だけで道具を落とす必要はありません。

4. 出力前と出力後の検査があるか

出力前は、作品名、著者名、ファイル名などCreator自身が必要とする設定の不足を確認します。出力後は、EPUBの目次、読む順番、画像の欠け、未変換の記法を確認します。

ここでの検査はKDP審査の代わりではありません。Creator内の不足、EPUB内部、Kindle Previewer、KDPの最新要件を別々の段として扱えることが重要です。

5. 改訂を同じ条件で再生成できるか

選定試験では、最初のEPUBを作るだけで終えません。章名を一つ変え、発行日や版を更新し、もう一度出力します。目次と書誌へ変更が反映され、前の出力と比較できるかを見ます。

KDPで継続的に改訂するなら、初回の速さより再生成の再現性が効きます。どこかを毎回手で足す経路は、その箇所を改訂試験の確認対象へ入れます。

rune Studioで確認した選定材料

開発版を命令から動かし、二章の原稿、表紙画像、作品・巻の設定からEPUBを出力しました。読む順番は次のとおりでした。

表紙 → タイトル → 目次 → 第一章 → 第二章 → 奥付

目次には二章が並び、表紙を含む画像2件が収録され、画像欠けは0件でした。製品所定の奥付には作品名、発行日と版、作者、発行所、著作権表示、フィクションの断りが入りました。この奥付はRune Studioの生成内容であって、KDPの必須要件ではありません。

出力前の不足を止める

空の設定で書き出そうとすると、作品名・作者名・出力ファイル名の不足3件が返り、EPUBは作られませんでした。全シリーズ情報を設定した後の検査は0件でした。

出力後の内部を調べる

出力後の検査では、読む順番、目次の有無、画像の欠け、記法の取り残し、空のページを確認できました。これらはCreator選定で見る「内部を自分で確かめられるか」への材料です。KDPの受理と端末ごとの表示は未確認です。

選び方の結論

Rune Studioが候補になるのは、Markdown系の原稿から、論理目次・表紙ページ・製品所定の奥付を含むEPUBを再生成し、内部検査まで同じ制作経路で行いたい人です。 自由な奥付編集、固定レイアウト、KDP受理保証を求める用途は今回の確認範囲ではありません。

別のCreatorを選ぶ場合も、広告の機能一覧ではなく、同じ短い試験本で5項目を確認してください。自分が用意する素材の話ではなく、出力されたEPUBがKDP向けの次の確認へ進める状態かで比較します。

まとめ

次の一歩として、候補のCreatorへ二章・表紙1枚の試験原稿を入れ、EPUBを作ってKindle Previewerで開いてください。その後、章名を一つ変えて再出力し、目次まで更新されるかを確かめます。

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