
縦書きで崩さない!Markdown対応テキストエディタ、Markdown原稿の縦書きプレビュー
Markdown対応テキストエディタで縦書きを確認するときは、Markdown記法が正しいかを見る工程と、縦書きで文字がどう見えるかを見る工程を分けます。見出しや強調の構造が合っていても、縦中横、ルビ、感嘆符、画像の位置は横書きとは違う見え方になります。短い検証原稿を先に作ると、本編で直す場所を絞れます。
縦書き用の試験片を一枚用意する
本番原稿の冒頭だけでは、特殊な文字が出てこないかもしれません。次の要素を含む一ページを作ります。
- 見出しと二段落の本文
!?や二桁の数字- ルビを付けたい固有名詞
- 長音、ダッシュ、三点リーダー
- 縦長と横長の画像を一枚ずつ
Markdownそのものには、すべての縦書き表現を統一して指定する仕組みがあるわけではありません。記法の解釈や縦書き変換は、使用するアプリや出力先の対応範囲を確認します。
先に構造、後から見え方
最初にMarkdownの見出し階層、段落、画像参照が意図どおりかを確認します。ここで直すのは構造です。次に縦書き表示へ切り替え、文字の向き、行の進み方、記号の並び、画像まわりを目で見ます。
二つを同時に直すと、Markdownの誤りなのか縦書き表示の問題なのか分かりません。構造を固定してから見た目を確認する順序が、切り分けを楽にします。
Rune Studioの縦書き関連機能
Rune Studioの製品資料には、Markdown原稿のプレビュー、縦書き表示、ルビ、二桁数字や感嘆符・疑問符の扱いが記載されています。また、縦書きEPUBを書き出す機能もあります。
今回の確認では、縦書きEPUBの出力が生成されたところまで確かめています。ただし、これはエディタ内の縦書きプレビューを実際に目視した証拠ではありません。プレビューで文字や画像が意図どおり見えるかは、Rune Studio上で自分の試験片を開き、画面を確認してください。EPUBについても、生成できることと販売先で受理されることは別です。
目視する順番を決める
縦書き表示では、次の順で一項目ずつ見ます。
- 見出しから本文へ正しい順で進むか。
- 二桁数字が読みやすい向きに収まるか。
!?やダッシュが意図した並びになるか。- ルビの対象と読みが対応するか。
- 画像が本文を不自然に分断していないか。
「縦書きになった」だけで完了にせず、読書の順序と記号の意味を見ます。特殊な例を一ページへ集めておけば、設定変更後の再確認にも使えます。
プレビューは校了ではない
エディタ内の表示が整っていても、書き出したEPUBではフォント、画面幅、閲覧アプリによって見え方が変わります。最終成果物を作る場合は、別の閲覧環境でも開き、目次、改ページ、画像、ルビを確認します。
縦書きプレビューが役立つのは、執筆中に違和感の候補を早く見つける段階です。最終配信物の品質保証ではありません。Markdown構造、アプリ内の目視、書き出し後の確認を別々のチェックにしてください。
まず一ページの試験片から始めましょう。Rune Studioの商品ページではMarkdown、縦書き、書き出し機能の詳細とダウンロード方法を確認できます。
横書きへ戻して構造を再確認する
縦書きで記号を調整した後は、横書き表示またはMarkdown本文へ戻り、見出し記号や画像パスを壊していないか見ます。見た目を直すために全角空白や改行を重ねると、別の表示環境で大きな空きになることがあります。意味のある構造と表示上の微調整を混ぜないようにします。
二桁数字やルビが特定の記法に依存する場合は、その記法がRune Studioの対応範囲なのか、一般的なMarkdownなのかを区別して記録します。別のエディタへ移したとき同じ見え方になるとは限りません。本文を交換する相手には、必要な表示条件も伝えます。
試験片は書籍ごとに保存し、特殊な文字が増えたら追加します。設定やアプリの版が変わったとき、同じ一ページを開けば以前との違いを比較できます。縦書きの確認を感覚的な全ページ通読だけにせず、再利用できる基準ページを持つ方法です。
画像は文字とは別に試す
縦長画像と横長画像では、本文との余白や占有面積が違います。画像参照が正しくても、ページの流れを遮る場合があります。試験片では画像の前後に短い段落を置き、読む順序が自然かを見ます。
画像内に横書き文字がある場合、本文だけ縦書きでも統一感は自動で生まれません。回転や加工をアプリが行うと推測せず、実際の表示と書き出しを確認し、必要なら縦書き向けの画像を別に用意します。
確認結果には、プレビューと書き出し後のどちらで起きた問題かを書きます。原因の場所を分ければ、Markdown本文、表示設定、出力形式のどこを直すべきか判断しやすくなります。同じ見え方にならないことを前提に、二つを別工程として扱います。
この記事の執筆者
なおや(個人開発者)が、一般的なMarkdownの役割とRune Studioの対応範囲を分けて解説しました。
縦書き関連機能の詳しくはこちらから、Rune Studioの商品ページをご覧ください。


