
epub 縦書き 作成を調べている人への答えは、本文の縦書き指定とEPUBパッケージのページ進行を別々に確認し、どちらか片方だけ整った状態を完成にしないことです。対象は二章の小説、章扉、2桁数字、!?、目次二項目を含む縦書き標本です。固定レイアウト漫画、全リーダーでの表示保証、販売先の審査は扱いません。この記事では、縦書きの見た目と右開きの読み順を分離する一般的な確認手順と、公開機能資料から言える範囲を説明します。
縦書き指定と右開きは別の確認である
EPUBで本文の行が縦になることと、章やページが右から左へ進むことは、同じ確認ではありません。本文だけを見て右開きと判断すると、次のページや目次からの移動で逆方向に気づくことがあります。最初から「本文方向」と「ページ進行」の二つの欄を作り、期待値と観察結果を別々に残します。
二章標本を作る
第1章と第2章に章扉を置き、本文へ12時と!?を一例ずつ入れます。目次には二つの章題を載せ、各項目から対応する章へ移動できるかを記録します。一章だけでは章境界の順番が見えないため、二章を最小単位にします。
標本の表には「章題」「先頭一文」「目次表示」「目次の移動先」を書きます。本文にルビなど別の要素を足す場合も、この比較の主役は縦書き指定とページ進行であることを崩しません。試作の結果を本編全体の保証へ広げず、未確認欄は未確認のまま残します。
縦書き・章順・ページ進行を別々に読む
二章標本では、第1章の本文が縦に流れるか、第1章の次に第2章が来るか、次のページへ送る方向が右開きの期待と合うか、目次の二項目が対応する章を指すかを、別の操作として確認します。章題の表示が正しいことだけで、移動先まで合格にしません。
確認表の一行を「本文方向/第1章の一段落/縦に流れる/本文の組版」とし、別の行を「ページ進行/第1章から第2章/右から左/ページ進行」とします。さらに「目次リンク/第二項目/第2章へ移動/章IDとリンク先」のように証拠を分けます。
CSSとパッケージの役割を分ける
CSSのwriting-mode: vertical-rlは、本文を縦方向へ組む指定です。EPUBのspineやpage-progression-directionは、本全体の既定の読み順やページ進行を見る構成要素です。前者が整ったから後者も正しい、と置き換えません。
仕様上の定義と、手元のリーダーで見えた結果も分けて書きます。本文の縦書きは期待どおりでもページが左から右へ進むなら、確認対象はページ進行です。章の表示順だけが違うなら、確認対象は章の並びとリンク先です。
逆方向になったときの確認対象と戻り先
症状ごとに、変更する欄を一つに絞ります。
| 観察した症状 | 確認対象 | 戻り先 |
|---|---|---|
| 本文が横に流れる | writing-modeと本文の組版条件 |
CSSまたは組版設定 |
| 本文は縦だがページが左から右へ進む | page-progression-directionと生成条件 |
パッケージ側の読み順または作品設定 |
| 第2章の前に別の章が出る | 章一覧、spineの順、章リンク |
章順の正本 |
| 目次の第二項目が別章を開く | 目次表示とリンク先の対応 | 目次・章IDの対応 |
同時に三つを変更すると、どの修正が効いたのか追えません。元原稿を上書きせず、検査版の名前、変更箇所、再確認した欄を残します。
確認の順番も固定します。最初に第1章の本文が縦に流れるかを見て、次に第1章から第2章へ進む操作を行い、最後に目次の二項目を開きます。本文の欄が未確認のままページ進行だけを判定したり、目次を開いただけでページ方向を合格にしたりしません。期待値と実際が違った欄だけを保留にし、他の欄の結果を消さずに残します。
たとえば本文方向は合っているが、次ページで第1章へ戻る場合は、本文のCSSを変えず、ページ進行と章のリンクを確認します。目次の第二項目が第2章を開いても、その後のページが逆なら、目次リンクの合格と右開きの合格を別々に扱います。こうした分離が、どの条件を直すべきかを明確にします。
Rune Studioを候補にする範囲
Rune Studioの公開機能資料では、vertical-rlの縦書きプレビューと、右開き・縦中横・記号処理を含むEPUB 3出力が機能範囲として確認できます。そのため、縦書き指定と右から左のページ進行を別々に検査する制作環境の候補・試用対象にはできます。
ただし、これは公開資料で確認した現行Mac版の機能範囲です。二章標本が合格した実測結果、全リーダーでの表示保証、固定レイアウト漫画への対応を意味しません。Rune Studioを試す場合も、本文方向とページ進行を別々に記録し、手元の観察結果と資料上の範囲を分けてください。

結論:二章標本に本文方向とページ進行の二つの確認欄を作る
右開き縦書きEPUBを作るときは、本文のvertical-rl、章順、EPUBのページ進行、目次の移動先を別々の証拠で確認します。二章標本に「期待/実際/戻り先」の欄を作り、本文が縦でもページが逆ならページ進行へ、章が入れ替わるなら章順へ戻してください。
この記事の範囲は、縦書きの見た目と右開きの読み順を分離する確認です。固定レイアウト漫画、全リーダーでの表示保証、販売先の審査は扱いません。現行Mac版の機能範囲と候補としての確認対象は、Rune Studioの商品ページで照合できます。


