横向きの数字で困らない!縦書きテキストエディタ、横書き原稿を縦書きで確認

横書き原稿を縦書き表示へ切り替えて三種類の崩れを確認するアイキャッチ

横書きで書いた原稿を縦書きテキストエディタで確認するときは、全編を眺める前に固定ID 068-120-v1 の改行なし120字段落へ「2桁数字」「!?」「ルビ」の3項目だけを置きます。縦書きプレビューで期待する形を先に書き、約0.3秒の更新を待ってから一項目ずつ判定します。初回確認から回帰確認まで、この同じ標本を原稿からプレビューへ渡します。この記事の確認対象はこの二周のプレビューであり、EPUB生成物の確認は約束しません。

120字の検査段落を作る

検査用の完成標本は次の一段落です。バッククォートの外側や説明文は数えず、改行を入れない文字列本体を120字に固定します。

朝の12時、東京(とうきょう)へ着いた!?駅前で立ち止まり、遠くの灯りを確かめた。友人は「今日は静かだ」と笑い、私は地図を開く。昼には次の町へ向かう予定だ。帰り道には本屋に寄り、明日の予定を手帳へ書き、同じ表示を再度確かめる。静かに残した。

この標本には2桁の12、連続した!?、漢字二文字「東京」とそのルビ「とうきょう」が入っています。検査用のため、物語本文から切り出すより複製ファイルで作るほうが安全です。初回確認と回帰確認の両方で、この文字列を一字も足し引きせずに使います。

期待表には、標本内の位置と期待値を次のように書きます。

項目 標本内の位置 期待値
2桁数字 12時 2桁が一まとまりの縦中横として読める
!? !? 縦組みで読める向きになる
ルビ 東京(とうきょう) 「とうきょう」が東京の読みとして対応する

見えた結果を後から期待へ合わせないよう、プレビュー前に記入します。初回と回帰で同じ標本・同じ期待表を使うため、修正した項目だけでなく、残りの項目が変わっていないかも比較できます。

横書き原稿は正本のまま残す

縦書き確認のために数字や記号を別文字へ一括置換すると、横書き版の正本まで変わります。まず複製した検査段落で、現在の文字列がどのように変換されるかを見ます。修正が必要なら、作品の表記ルールを決めてから正本へ戻します。

半角と全角を感覚で混ぜず、どちらを入力したか記録します。2桁数字だけを直すために作品全体の書字方向を変えません。一か所の表記と一冊の設定を分けることが、戻しすぎを防ぎます。

更新を待ってから三点を別々に読む

リアルタイムプレビューでも、入力直後は変換途中の場合があります。資料上約0.3秒後に更新する仕組みなら、カーソルを止めて更新後の表示を見ます。連打しながら判定すると、古い表示と新しい表示を取り違えます。

最初に2桁数字、次に!?、最後にルビを読みます。三つを一つの「縦書きOK」にまとめると、数字は直ったがルビが外れた変化を見落とします。2桁数字、!?、ルビを別欄へ結果を残し、初回と回帰で同じ順序にします。

結果表は、入力文字列、期待、実際、変更理由、判定場所、版名を同じ行へ置きます。たとえば数字だけが横向きだった場合も、次の一行に記録を閉じます。

検査ID 入力文字列・期待 実際 変更理由 判定場所 版名 結果
068-120-v1 12は縦中横、!?は読める向き、東京(とうきょう)は対応 12だけ横向き 2桁数字の組み方を確認するため 原稿の標本位置→縦書きプレビュー 横書き正本-v1 / preview-v1 数字だけ要修正、他2項目は維持

変更後は同じ検査IDの行を更新し、変更理由を消さずに版名をpreview-v2へ進めます。これなら「どこで見たか」「なぜ変えたか」「どの標本の結果か」が別段落へ散りません。

プレビューで確かめるのは編集時の見え方

縦書きプレビューは、原稿を編集しながら2桁数字・!?・ルビの候補を見つける場所です。この記事で判定するのは初回と回帰のプレビューだけで、生成済みEPUB、販売端末、KDPの画面そのものは確認対象にしません。EPUB生成後の表示は別工程であり、この記事の約束へ持ち込みません。

反対に、この記事のプレビューが整ったからといって、外部閲覧アプリやEPUB生成物も同じ結果になるとは限りません。その切り分けは別工程へ残し、この標本では原稿と縦書きプレビューの差だけを記録します。

Rune Studioの縦書きプレビュー範囲

CSSのwriting-mode: vertical-rlは、縦書きの方向を指定するCSS標準の記法です。これは業界標準の指定として扱い、製品固有機能とは混同しません。一方、Rune Studioの縦書きプレビューは、その標準指定を使って原稿を縦書きで表示する製品側の実装です。現行Mac版の公開資料では、原稿変更後およそ0.3秒でプレビューを更新し、2桁数字・感嘆符・疑問符などの記号・ルビを縦書きで確認するための変換を含む範囲が記載されています。

これは公開資料で確認した機能説明であり、この120字標本の操作を完遂した実測ではありません。EPUBやKDP、すべての外部リーダーと同じ結果を保証するものでもありません。

日本語本文と章見出しを縦書きで表示したプレビュー画面
日本語本文と章見出しを縦書きで表示したプレビュー画面。

失敗時は一項目だけ戻す

12だけ横向きなら数字の入力と縦中横処理を確認します。!?だけ読みにくければ記号の並びと変換対象を確認します。ルビだけ外れたら親文字と読みの記法へ戻ります。三項目すべてが横書きなら作品のプレビュー方向を確認します。

修正後は同じ068-120-v1の120字段落へ戻り、変更した一項目と、影響してほしくない残り二項目を再検査します。結果表の版名だけをpreview-v2へ更新し、入力標本は横書き正本-v1のままにします。これが回帰確認です。初回と回帰の標本を変えず、この記事ではこの二周のプレビュー比較までを対象にします。

この記事の対象は固定した120字段落の初回・回帰プレビューです。本編やEPUB生成物へ広げる場合は別工程として扱い、ここでの三項目の結果から全編の表示を保証しません。必要な追加検査を行う場合も、068-120-v1の記録とは別の標本IDで管理します。

縦書きプレビューで見つけた表記変更は、横書きで読んだときの意味も確認します。数字を漢数字へ変える判断は表示だけでなく、年代、時刻、固有名詞など作品の表記規則に関わります。見た目を直すために意味や引用内容を変えないことが重要です。

結果表の一行には、変更理由、判定場所、版名を必ずそろえます。本文の別の場所へ理由だけを残すと、後で同じ標本を再確認したとき、どの表示を根拠にしたのか分からなくなるためです。校正時は068-120-v1の同じ文字列を開き、結果表のpreview-v2と現在のプレビューを照合します。

本文スクロール中も同じ位置へ戻る

長い章で検査するときは、見出し名と冒頭文字列を記録し、プレビュー側で同じ段落を見ているか確認します。似た12時が複数ある場合は前後の固有語も添えます。修正後に別の例を見て合格と判断しないためです。入力位置、プレビュー位置、結果表の三つを一つの検査IDで結びます。

結論:三点標本で更新前後を比べる

横書き原稿の縦書き確認は、068-120-v1として固定した改行なし120字段落で始めます。12、!?、東京(とうきょう)を含む同じ3項目の文字列へ期待を先に書き、プレビュー更新を待ち、2桁数字・!?・ルビを別々に初回と回帰で判定してください。変更理由・判定場所・版名は結果表の同じ一行へまとめ、回帰時も同じ標本を原稿→プレビューへ渡します。CSS標準のvertical-rl指定と、Rune Studioがその指定を使う縦書きプレビュー実装を別主語で記録します。EPUB生成物の確認や全編への合格判定は、この記事の範囲外です。

縦書きプレビューの現行範囲は、Rune Studioの商品ページで確認できます。