目次項目を一度で確認!EPUB制作、目次・表紙・奥付までを仕上げる工程

目次、表紙、奥付を分けてEPUB制作工程を確認するアイキャッチ

EPUB制作で目次・表紙・奥付まで仕上げるには、原稿確定、作品情報、原稿選択、章順と目次、表紙と奥付用書誌値、確認と出力の六工程を順に通します。本記事では五章標本を一冊へ生成し、各工程の成果物を次工程へ渡しながら、最後に目次・表紙・奥付の状態を確認します。引継ぎ監査は制作を支える欄であり、制作そのものの代わりではありません。

三章の一般書で本文・目次・表紙・奥付を作る手順とは異なり、本記事は五章案件を六工程で仕上げ、変更時にどの工程へ戻るかまで扱います。横書き技術書の見出し、表、コード、本文画像、navigation設定は別の制作手順に譲ります。

五章を仕上げる六工程を先に並べる

制作表には次の六行を作ります。

  1. 原稿を確定する
  2. 作品情報と巻を決める
  3. 原稿ファイルを選ぶ
  4. 章順と目次掲載を設定する
  5. バージョン・発行日・表紙を設定する
  6. 確認してEPUBを生成する

各行へ担当、入力正本、完了証拠、次の受取人を添えます。ただし終了条件は欄が埋まることではありません。各行の制作物ができ、次の工程が同じ正本から開始できることです。

原稿を確定し、作品情報と巻を決める

標本はC01〜C05の五章です。第1工程で章見出し、章境界、予定順、未解決注記を確認し、manuscript-v1として固定します。ここでは本文の校正を終えたふりをせず、制作へ入れてよい版を一つ決めます。

Rune Studioの資料では、ウィザード1ページ目のシリーズ情報で作品名、著者、出版社、縦書き/横書き、ファイル名、言語、段落設定を扱います。2ページ目は単巻または巻番号と過去出力情報です。五章標本ではmetadata-v1の採用値を対応させ、単巻か巻番号を決めます。これは資料仕様に基づく工程で、五章を現行UIへ入力した実測ではありません。

原稿を選び、章順と目次を作る

3ページ目でC01〜C05の正本ファイルを選びます。ファイル名だけでなくパスまたはハッシュを制作表へ残し、旧稿を選ばないようにします。選択後の成果物は、五章の入力一覧です。

4ページ目のチャプター順では、章を読む順に並べ、目次へ載せる章を選びます。制作表には表示名、章ID、掲載可否を並べます。全章を載せるなら章数5、目次項目5、除外0です。前付けや奥付ページを目次から外すなら、本文収録からも消すのではなく、掲載可否だけを分けて記録します。

この工程の成果物は、五章の順序と目次対応です。目次リンクのpackage内部監査を細部まで行う記事ではなく、次の生成工程へ渡せる入力を作ることが中心です。

表紙と奥付へ使う書誌値を設定する

5ページ目のメタデータでは、現行資料上、バージョン、発行日、表紙画像などを扱います。採用表紙はcover-v1としてパスとハッシュを固定し、仮画像を同名で混ぜません。

奥付へ反映する作品名、著者、出版社はシリーズ情報、バージョンと発行日はメタデータの採用値から確認します。現行資料は奥付の生成を記載していますが、連絡先や権利文などを独立したウィザード欄としては示していません。案件固有の奥付文がある場合はcolophon-v1として外部で承認し、製品に未確認の入力欄があるようには書きません。

確認ページからEPUBを生成する

6ページ目でページ順、目次対象、表紙、ファイル名を確認します。五章順、目次五件、採用表紙、作品名が制作表と違えば生成せず、該当する前工程へ戻ります。合っていれば一冊を生成し、出力ファイル名、日時、SHA-256をpackage-v1へ記録します。

生成後は、本文五章の収録順、navとNCXの目次、表紙経路、奥付の採用値を確認します。表紙入り検査が未完なら、本文・目次・奥付側が確認できても「目次・表紙・奥付まで仕上がった」とは閉じません。未完の工程を制作表へ残します。

引継ぎ四欄は各制作工程を支える

担当・入力正本・完了証拠・次の受取人は、制作の途中で版を取り違えないために使います。たとえば章順工程なら、担当は制作担当、入力正本はmanuscript-v1、完了証拠は五章順と目次五件、受取人はメタデータ・出力担当です。

受取人が同じ正本を開けない場合は、作業済みでもその工程を閉じません。一人制作でも、入力を確定した時刻と次ページへ取り込んだ時刻を分ければ、どこで旧版が混ざったかを追えます。引継ぎ欄の目的は監査票を完成させることではなく、一冊の制作を止めずに進めることです。

一項目変更は必要な工程だけ戻す

初回生成後に著者名だけをmetadata-v2へ変えるなら、作品情報へ戻り、奥付とpackageを再生成します。本文五章、章順、目次掲載、表紙は変更しません。新しい出力名を使い、奥付とpackageの著者名が更新され、保護対象が維持されたかを確認します。

目次表示だけの修正ならチャプター順、表紙差し替えならメタデータへ戻ります。毎回六工程を最初からやり直すのではなく、変更元、依存先、変えない工程を制作表から選びます。これが工程分離を制作へ役立てる場面です。

近接記事と中心操作を分ける

三章の一般書では、四入力を設定し、本文、目次、表紙、奥付を一冊として受け入れる手順が中心です。この五章手順では、六工程の各結果を次へ渡しながら、変更時の再開位置を一意にすることが中心です。

横書き技術書では見出し、表、コード、画像、navigationを原稿と設定へ用意します。この記事ではそれらの記法や画像経路を詳しく扱わず、本文・目次・表紙・奥付を含む制作全体の順序を扱います。

Rune Studioの資料と実測を分ける

公開資料には6ページのウィザードと、本文、目次、表紙、奥付、OPF、nav、NCXを含むEPUB生成範囲が記載されています。画像なし二章では、生成設定から出力までを進め、完了確認、OPF、nav、NCX、spine、奥付を確認しました。

一方、五章標本、6ページの実画面を開始から終了まで通すこと、表紙入り一冊の完了は未確認です。表紙入り標本ではZIP内に表紙・本文画像と参照が実在する一方、完了確認画面で画像不足扱いになる不一致が残りました。本文の五章制作手順は資料と一般手順であり、完遂済みの操作結果ではありません。

タイトル・もくじ・第一章・第二章の順序と、もくじ掲載の可否が並ぶRune StudioのEPUB作成画面
EPUB作成のファイル順序の画面。タイトル、もくじ、各章の並びと、章ごとのもくじ掲載の可否が一覧で見えます。生成が成功したことは、この画面からは分かりません。

結論:六工程で一冊を仕上げる

EPUB制作で目次・表紙・奥付まで仕上げる答えは、五章原稿を確定し、作品情報、原稿選択、章順と目次、表紙と奥付用書誌値、確認と出力を順に進めることです。各工程の引継ぎ四欄は、その制作物を次へ正しく渡すために使います。

最初に五章の正本IDと六工程を書き、作品情報へ入れる採用値を一行ずつ対応させてください。Rune Studioを候補にする場合は、Rune Studioの商品ページの資料範囲と二章で確認できた結果を分け、五章の実画面操作と表紙入りの完了確認を、未実施のまま完了扱いにしないでください。