探し漏れを防ぐ!テキストエディタの置換、ファイル内の置換

置換前にファイル内の対象と例外を確認するアイキャッチ

テキストエディタ 置換を一つのファイル内で安全に行うには、十件を一括で同じ扱いにしません。第5章の「とても」十件を読み、地の文八件だけを「非常に」へ変更し、台詞二件は口調として残します。操作は複製した一章に限定し、旧語二件、新語八件という逆検索結果で判断します。

十件を八件と二件に分けてから置換欄を開く

第5章3,200字を複製し、検索語「とても」で前後の一致へ移動します。一周目は置換欄を開かず、地の文か台詞かを読みます。地の文八件にはN1〜N8、台詞二件にはD1〜D2と仮番号を付けます。

台詞だから必ず残すのではありません。標本では話者の強調癖を残すと決めているため例外です。理由が決まっていない一致は八件へ入れません。

前後一文で副詞の意味が保たれるかを見る

「とても静かだった」を「非常に静かだった」へ変えて意味が保たれるかを確認します。一方、「とても、とても無理だよ」という台詞は反復と口調を含むため、そのまま残します。同じ表面語でも役割が違います。

置換候補八件について、新語が文体に合わない箇所があれば対象から外します。最初から八件に合わせるために文脈判断を曲げません。

検索順の一覧を置換対象の一覧へ変える

一覧には番号、前後の短文、地の文/台詞、置換する/残す、理由を記録します。N1〜N8が置換、D1〜D2が残すになったことを確認してから置換欄へ進みます。

行番号だけでは前の編集でずれるため、冒頭の短い文字列も添えます。単一ファイル内の十件であることをファイル名とともに残します。

一括置換ではなく一件ずつ八件を確定する

置換欄へ旧語「とても」、新語「非常に」を入れ、現在の一致がN1〜N8のどれかを見てから実行します。次の一致がD1またはD2なら置換せず送ります。十回の移動に対し八回だけ変更されるのが標本の予定です。

すべて置換を使わない理由は、文字列だけでは台詞例外を表現できないからです。正規表現や自動推論で意味を当てる記事でもありません。

対象を第5章の複製から広げない

ファイル名に「chapter05_replace-test」と付け、別章のタブを閉じるか操作対象から外します。本記事は一つのファイル内の置換であり、ワークスペース検索・置換へ渡しません。

他章にも「とても」があっても、今回の八件へ合算しません。複数ファイルの範囲設定とファイル別件数は「複数ファイルの範囲限定置換」の仕事です。

置換直後に旧語二件を逆検索する

八件の変更後、旧語「とても」を検索します。期待値はゼロではなく二件です。D1とD2の台詞へ順に移動でき、一覧の例外理由と一致すれば、残した語を探し漏れと誤解せずに済みます。

旧語が三件ならN1〜N8のどれかを飛ばしています。一件なら台詞を一つ誤置換しています。件数差によって戻る場所が変わります。

新語八件も検索して置換漏れと既存語を分ける

次に「非常に」を検索します。開始時に新語がゼロ件だった標本なので、期待は八件です。九件なら予定外の入力または既存語があり、七件なら置換漏れか保存前の状態です。

新語の開始件数を記録していない原稿では、置換後八件だけで成功を決められません。作業前検索が必要です。

差分では八つの短文だけが変わったかを見る

複製の変更差分を読み、N1〜N8の語だけが変わり、句読点、改行、引用符、D1〜D2に差がないことを確認します。件数が合っても、一致周辺の文字を巻き込んだ変更は不合格です。

この検査は一章の複製と元章を比較するためのものです。正本へ反映する判断は、八件の差と二件の例外を別担当者が読める状態で行います。

Rune Studioで確認済みの置換結果と未確認UIを分ける

公開資料では、Cmd+Fのファイル内検索、選択中の文字を検索語に使うこと、前後の一致へ移動すること、置換欄と検索欄を扱うことが説明されています。

複製した標本での動作確認では、単一ファイルの検索件数を取得し、変更候補を先に一覧で確認してから置換し、旧語と新語を再検索するところまで完了しました。この結果から、ファイル内検索、変更前確認、置換、再検索という一連の流れを利用できます。

Cmd+F画面、選択語の検索欄への引き継ぎ、前後移動のUI、記事固有の十件を八件と二件へ分類する標本は未確認です。八・二の件数は受入テストの期待値であり、アプリが文脈分類を自動化した実測結果ではありません。

置換前の新語ゼロ件を別に確認する

旧語十件を数えた直後、新語「非常に」も検索してゼロ件を記録します。既存の新語がある原稿では、置換後八件という期待が変わるからです。旧語と新語の開始値は同じ行へまとめず、二つの検索結果として残します。

検索語を入れ替えたときに対象ファイルが第5章の複製のままかも確認します。新語検索だけ別タブや別章で行えば基準になりません。

D1とD2は引用符を含む短文で識別する

台詞例外は「とても、とても無理だよ」と「それはとても嫌」の二件です。行番号だけでなく引用符を含む短文を記録し、置換移動中に台詞だと判断できるようにします。

地の文に引用符がある場合は台詞と決めつけず、話者と文の役割を読みます。D番号は文字の形ではなく編集判断を表します。

誤ってD1を置換したら一件だけ戻す

途中でD1を「非常に」へ変えた場合、作業全体を続けて件数だけ合わせません。直前の操作を戻し、D1の旧語が復元したことを確認してから次の一致へ進みます。

戻した操作も記録すれば、最終差分にD1が出ない理由を説明できます。別のN項目を未置換にして八件へ合わせるのは誤りです。

保存して開き直した後も八・二を確認する

複製を保存し、閉じて開き直してから旧語二件、新語八件を再検索します。画面上で八回変更した事実と、保存されたファイルの状態を分けるためです。

再読込後に数字が違えば、未保存、別ファイル、取り消しの反映を確認します。正本へ渡すのは再読込後の八・二です。

「とても」の一部一致を十件へ混ぜない

検索結果に別の長い語やメモ記号の一部として同じ文字列が含まれる場合、その一致が独立した副詞かを前後で確認します。標本の十件はすべて独立した「とても」であり、別語の内部一致は対象外です。

検索機能が返した件数と、置換判断に使う十件が同じになるかを一周目で確かめます。違えば検索語または文脈分類へ戻ります。

N1〜N8の変更後に文の調子を通して読む

八件を一語ずつ置き換えた後、第5章を冒頭から末尾まで読みます。「非常に」が連続して硬くなった段落や、人物の視点に合わない文があれば、置換対象の判断を再検討します。

件数上は八・二でも、章全体の文体を壊していれば正本へ渡しません。戻すN番号と理由を記録し、最終期待件数を更新します。

正本へ反映する八件を位置付きで渡す

複製で確定したN1〜N8について、短文、元語、新語、章内位置を一覧にします。正本担当はこの一覧を読み、同じ八件を選択置換するか、差分を取り込むかを決めます。

複製ファイルそのものを無条件に正本へ改名しません。第5章以外の変更がないことと、正本が更新されていないことを確認する工程を別に残します。

置換欄を閉じて検索だけの最終一周を行う

八件の操作を終えたら置換欄を閉じ、旧語の検索だけでD1、D2へ移動します。次に新語の検索だけでN1〜N8を読みます。置換可能な状態を残したまま最終確認すると、確認中の誤操作で件数を変えるおそれがあるためです。

この一周では本文を編集せず、番号と短文を一覧へ照合します。旧語二件と新語八件が正しい場所にあり、検索が一周して最初へ戻ったことを確認してから複製を閉じます。確認開始時刻と終了時刻も残し、途中の追加編集がなかったことを区別します。

八件変更・二件保持で単一章を閉じる

完了時の証拠は、旧語二件がD1とD2、新語八件がN1〜N8、差分が八語だけ、対象ファイルがchapter05_replace-testの一つです。旧語ゼロを目指しません。

まず第5章を複製し、Rune Studioの商品ページでファイル内検索・置換の範囲を確認してください。横断置換へ進む場合は、この八件をそのまま命令にせず「複数ファイルの範囲限定置換」で新しい範囲を作ります。