直す前に結果を確認!テキストエディタの検索、ファイル内検索

一つの原稿で検索結果と文脈を確認するアイキャッチ

検索結果の「9件」は、直すべき箇所が9件という意味ではありません。3,000字の一章で地の文7件と引用・台詞2件を分けるには、前後一文と話者を読んでから役割を付けます。実機確認で確かめたのは単一ファイルの検索件数、置換、旧語・新語の逆検索までで、Cmd+F、選択語の引継ぎ、9件分類の画面操作は未確認です。本記事はテキストエディタ 検索を分類材料に限定し、複数ファイル置換は「複数ファイルの範囲限定置換」、横断件数は「横断検索の件数・ファイル数確認」、実置換は「一章内の例外を残す置換」へ渡します。

確認済みの単一検索と未実施の九件分類を分ける

ファイル内検索で『全部見た』と言える条件は、最後の一致へ移動したことではありません。3,000字の一章にある九件を順に読み、地の文の修正候補七件、引用と台詞の意図的例外二件へ分類できることです。検索は本文を変えず、置換してよいかを決める材料を作ります。

最初に検索語、章名、開始件数を記録します。選択した語から検索を始める場合も、同音異義や引用内の用例が混ざる前提で読みます。

前後一文と話者で分類する

各一致では前後一文、話者、引用元、章内の役割を読みます。地の文の七件は表記規則へ合わせる候補、人物の台詞一件と作品内引用一件は残す例外、と分類します。語だけを切り出すと意図的な言い回しを誤って直します。

結果を『3件目』だけで識別せず、見出し名や行の周辺語を添えます。編集で件数が変わっても同じ箇所へ戻れます。

一周目は修正せず検索語も変えない

検索と同時に置換すると、後半で例外に気づいたとき前半へ戻れません。一周目は分類だけに限定し、九件すべてを読んでから規則を確定します。七件を直す判断は「一章内の例外を残す置換」の置換工程へ渡します。

別の表記揺れを見つけても検索語を途中で変えません。新しい候補として控え、現在の九件を閉じてから別検索を始めます。

件数差は検索条件から説明する

既知の九件なのに八件なら、大文字小文字、全角半角、改行をまたぐ語、選択範囲を確認します。十件なら新しい用例を飛ばさず分類します。期待値との差は本文破損とは限りません。

単一ファイルの記事なので別章や資料を足しません。複数ファイルの一致ファイル数と総件数は「横断検索の件数・ファイル数確認」、一括変更は「複数ファイルの範囲限定置換」の役割です。

Rune Studioは単一ファイル検索・置換の確認範囲だけを残す

現行Mac版Rune Studioの公開資料には、Cmd+Fで標準検索バーを開くこと、選択中の文字を検索語へ使うこと、前後の一致へ移動すること、置換欄へ進むことが記載されています。

2026年8月14日の実機確認で確認できたのは、単一ファイル内の検索件数、固定文字列の置換、旧語0件と新語の逆検索です。Cmd+F画面、選択中の語の引継ぎ、前後移動UI、九件の一周検出は確認していません。また、九件を七件と二件へ分けるのは人の意味判断で、アプリの操作結果ではありません。

したがって、章複製に九件を置く手順は未実施の検査計画として扱い、Rune Studioで完走済みとは書きません。現行の資料範囲はRune Studioの商品ページで確認できます。横断置換、正規表現、意味の自動判定、置換実行は本記事の範囲外です。

九件を見つけた順ではなく意味で読む

一般のファイル内検索で反復語を調べる場合は、九件それぞれの前後一文を一覧へ写します。地の文七件は、同じ意味が近距離で重なるか、視点人物の意図した反復かを確認します。台詞一件は話者の口癖、引用一件は引用元の表現であるため、本文の言い換え候補とは別の欄へ置きます。この九件巡回はRune Studioで確認済みのUI操作ではありません。

七件すべてを直す必要もありません。本記事で決めるのは、修正候補として編集者へ渡すか、意図的例外として残すかです。候補の言い換えを考え始めると検索条件が途中で変わるため、一周目は候補語を書かず、分類理由だけを残します。

件数が八件や十件になったときの戻り先

同じ原稿で八件しか出ない場合は、全角と半角、送り仮名、検索範囲、未保存状態を確認します。十件なら見出しや注記まで範囲へ入っていないかを見ます。件数差を「検索機能の失敗」と決めず、検索語と対象範囲の組み合わせへ戻すのが先です。

九件へ戻ったら、行番号だけでなく冒頭五〜十文字を併記します。編集で行番号がずれても対象文を探せるためです。最後に地の文七、台詞一、引用一の合計が九になることを確かめ、置換せず一覧を閉じます。

検索結果から置換条件を作らない

台詞と引用を除外できたとしても、「地の文だけ」という意味条件を単純な置換へ渡せるとは限りません。七件の修正は前後関係を読める編集工程へ渡します。「複数ファイルの範囲限定置換」の横断置換や「一章内の例外を残す置換」の選択置換へ進む場合も、本記事の九件一覧を実行命令として使わず、新しい対象範囲とプレビューを作り直します。

検索順と読み順を分ける

検索機能が示す順番は、物語上の重要度とは一致しません。九件を検索順に番号付けしつつ、結果表には場面見出しも付けます。七件の修正候補が連続していても、最後の引用例外まで読んでから規則を確定します。

長い一章では最初の一致へ戻ったことに気づかず二周することがあります。開始箇所の短い周辺語を控え、そこへ戻ったら一周終了です。件数表示がない環境でも、九行の結果表で重複確認できます。

検索結果から置換規則を作る

七件の地の文に共通する理由を一文で書きます。たとえば『地の文の“出来る”は“できる”へ統一する。ただし台詞と引用は原文を保持する』です。この一文が書けなければ、置換担当へ渡す準備はできていません。

規則には対象、例外、根拠を含めます。単に多数派へ合わせるのではなく、作品の表記方針へ接続します。検索工程の成果物は修正済み本文ではなく、この規則と九件の分類一覧です。

九件の一覧を編集順へ並べ替える

検索結果は上から機械的に直さず、地の文七件を「意味を保って言い換えられる候補」、台詞一件を「人物の口調として残す候補」、引用一件を「原文保護」に分けます。次の編集者には行番号だけでなく、前後一文と分類理由を渡します。これで同じ語が見つかったという事実と、直してよいという判断を混同せずに済みます。

ファイル内検索の完了条件はゼロ件にすることではありません。九件すべてへ分類が付き、残す二件の理由が読め、直す七件が別の編集工程へ渡った時点で完了です。置換結果や複数ファイルの総数はここでは扱いません。

九件の検索一覧を閉じる条件

検索一覧を次の編集者へ渡す

まず一つのファイルだけで反復語を検索し、九件を地の文七件、台詞一件、引用一件へ分類する検査票を作ってください。前後一文と残す理由が一覧にそろったら、七件を次の編集者へ渡します。検索結果の行番号が編集でずれても追えるよう、各行に冒頭の短い文字列を添えます。八件や十件しか出なければ、送り仮名、文字幅、見出し・注記の範囲、未保存状態を確認し、九件へ戻る理由を記録します。この段階では一文字も置換せず、複数ファイルの総数も数えません。次の担当者が七件のうち一件を残す判断をしても、元の台詞・引用の例外と混ざらないよう分類名を保持します。一覧には使用した検索語と対象ファイル名も残します。検索した原稿版と確認日も添え、版違いを件数差と誤認しないようにします。Rune Studioの商品ページでは公開資料のUI範囲を確認し、未実施の九件巡回を実機確認結果へ含めないでください。